自然と音楽
- mtsaori221
- 2020年5月23日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年6月20日

自然を題材にしたり、自然からインスピレーションを受けて作られた曲って、実はとっても多いのです。
ブルクミュラーの≪せきれい≫って曲、練習したことある人もいますね。ピピピッピピピッっていう可愛らしいリズムが、鳥の鳴き声そっくりだよね。
教室の庭にもよくセキレイが来ます。
今私はラヴェルの≪悲しい鳥たち≫っていう曲を練習しています。
これはラヴェルが暑い森の中で動けなくなった鳥たちを呼び覚まそうとしたとも、夏の朝の気だるい気分の時に思い浮かんだとも言われています。
この曲は弾いていると、なんだか頭がぼんやりとしてきて・・・なんだか異次元の世界に入ってしまったような気分になります。
それからリストの≪2つの伝説≫という曲の中の1曲目”小鳥に語りかけるアッシジの聖フランチェスコ”という曲がありますが、昔イタリアのアッシジという小さな町に実在したキリスト教の聖者が、小鳥に神の教えを伝えた、という伝説にもとづいています。
最初の部分はピロロロロロピロロロロロっていうピアノの音で始まるのだけど、実際にアッシジに行って森の中を歩いていたら、本当に鳥たちがピロロロロロロピロロロロロロって鳴いていたのです!!
リストってすごい!!200年も前の作曲家もこの鳥の声を聴いていたと思うと、胸が熱くなりました。
鳥の声って音楽みたいですね。そういえば、山や森の中を歩いているときに聞こえる鳥の声って、2拍子や3拍子で鳴いているように聞こえます。そうかと思えば「拍子なんて関係ないよ!」ってなマイペースな鳥もいますね。
みんなも鳥たちの声、聴いてみてね。


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